どん底乗り越え案件

本部長、浜崎秘書、お疲れ様です。
私がどん底だったのは、前の職場で始発で出社して終電で帰れるかどうか、という生活をしていた頃です。そのうち、帰るのが面倒になり会社やカプセルホテルに毎日のように泊まるようになり、だんだんストレス解消の名のもとで金遣いが、すさんでいきました。キャバクラなどの夜の店に給料の殆どを注ぎ込み、結局、身体を壊して会社を辞めることに。それでも遊び癖は抜けず、数十万円の退職金を持って馴染みのキャバクラへ。朝まで飲んで始発を待つため漫画喫茶に入ったのですが、寝込んでしまい、有り金やクレジットカード、免許証全てが入った財布を盗まれてしまいました。
警察で被害届を出しているとき「ああ、もう俺は一生分、遊んだな」と突然悟りました。
その後、地元の企業に転職し、現在は夜遊びからはサッパリと足を洗い、タバコもやめて大人しいパパとして幸せに暮らしています。
今となっては、あの夜の泥棒は神様だったのかもしれないとすら思っています。

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