社員掲示板

こうやって乗り越えました案件 〜私がどん底だった時〜

本部長、秘書、お疲れ様です。
私がどん底から這い上がったのは、息子が4歳の時の出来事でした。中途失明になって介護職を退職し、マッサージ師の国家資格を取るために盲学校に通っていた1年目のことでした。難しい専門用語がわからず、勉強について行けなかったのです。しかも、教科書を読む点字は初めて触る物ですから、読み書きができないまま、時間だけが過ぎていきました。そして、夏休みを利用して、学校の先生が点字を教えてくれたり、補習授業をしてくれた帰りの電車の中でそれは起きたのでした。あまりにも、勉強ができない不安から、頭の中で私は棺桶に入っている姿を思い浮かべていたのです。どうやって命を絶つと楽になるのかな、そんな方法ばかりを考えていた時です。「ねえ、どうしてパパは起きないの?」と息子の声が頭の中で聞こえたのです。精神的に弱っていた時に、実際には聞こえていないのでしょうが、息子が私を救ってくれたことは確かです。私は我に返り、命を絶つことをやめました。家に帰りドアを開けると、息子が元気よく「お帰りなさい」と言いながら走って来て、抱きついてくれたのです。その瞬間、私は生きようと強く心に決めることができたのでした。あの電車の中の言葉があったから、今私がここにいるのです。どん底から這い上がれたのは、息子のお陰ですね。

ふわふわクッキー

男性/52歳/東京都/自営・自由業
2020-10-22 08:20

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。