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どん底案件

皆さま、お疲れ様です!

僕は23歳くらいの頃、精神的にどん底でした。

学生時代から常に漠然と自分は駄目だと、やりたい事もないし、自分の事が全然わからない、何でみんなみたいに生きられないんだろうと、理由もなく鬱のような状態になっていました。
原因が無いからこそ、更に自分を追い詰めて、まるで出口のないトンネルを延々と歩いているようで、生きているのが辛かったです。
鬱な気分から脱する為に、色々な趣味に手を出して楽しさを感じたり、仕事に本気で取り組んだりと、生きる努力をしていたのですが、23歳になった頃に限界を感じ、こんな人生もういいやと思い、会社を辞めて原付で日本一周の旅に出ることにしました。
特に失う事が惜しいと思えるものなんて無くて、旅行が好きだった事もあり、どうせ人生を終わりにするなら、その前に日本中を旅してやろうと思ったのです。

結果、道中で沢山の人と触れ合い、夜な夜なお酒を飲みながら様々な人と語り合うと、人の数だけ多彩な人生があり、楽しさや苦労があることを知り、優しさや温もりを感じ、元々人嫌いだった僕は、旅が終わった頃にはすっかり人好きになっていました。
自然の中で野宿やキャンプで日々を過ごし、美しい景色に心を動かされて、僕の中で少しだけ価値観が変わりました。
ここが人生の転換期であり、思い切った行動をして、人に助けられて何とかどん底から這い上がれました。

それからはすぐに調子が良くなった訳では無かったのですが、病院に行って自分は気分障害だという事を知り、それをお医者さまから認めてもらえると自分自身に納得する事ができて、少しずつ前向きになりました。
仕事も再開して色々な場所に顔を出して、人と繋がりを持つ様になって、恋愛をして、自分という人間を人を通して知り、自信を持てる様になりました。
今では好きな事をするために移住をする道を開拓して、素敵な方と結婚することもできました。

僕個人としては、どん底から抜け出すには思い切った一歩を踏み出す事が大切なのだと思いました。どん底にいる状態でそんな一歩を踏み出すには大変な力を使いますが、どうにか力を振り絞って、その場所から飛び出す事がどん底から抜け出す最適解だと思います。

夏のドキドキ

男性/33歳/石川県/会社員
2020-10-22 09:05

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