イベントでやらかした案件!!
あれは13年前の今頃。 当時大好きだったアーティストの ファンクラブに入っていた私は、 初めて最前列のド真ん中という 特等席の コンサートチケットを手に入れ、 自宅からおよそ200 km の道のりを友人と二人、天にも昇る思いで 意気揚々と車で会場に向かいました。 ところが、向かう途中立ち寄った休憩所で思わぬハプニングに襲われました。 何と、大切な大切なチケットをなくしてしまったのです!( ̄▽ ̄;)
車から降り休憩所を歩き回って車に戻った時は、手元にあったはずのチケットはもうありませんでした。 事態に気付き、大慌てでそこらじゅうを探しに探しましたが、 どんなに探してもチケットは見つかりません。
開演まで残り数時間。 友人と相談した結果、 ひとまず会場やファンクラブに連絡を取り 今起きていることを正直に伝えて指示を仰ぐべきだという結論になりました。
大好きなアーティストのコンサート、その最前列のド真ん中という特等席のチケットを 無くすなんて…考えただけで頭がクラクラし、思ってもみない出来事に経験したことの無いショックを受け、落胆し、とりあえず会場へ向かい直したものの、無事にコンサートに参加できるかどうか 不安で仕方がありませんでした。
会場へ 到着し、 本人確認を済ませた後、 申告した内容の真偽を確かめるため 「空席確認をさせて頂きます」ということで、 開演ギリギリまで 指定した席に他の誰も座らないことを スタッフが確認するのを待つことになりました。
誰も座るはずの無い自分たち2人分の席をいまいましく見つめながら待っている間の、なんと長かったことか。 待っている間、コンサートグッズなど 待ち時間を楽しむ余裕などあるはずもなく、ヘタをすれば チケットを再度購入しないといけない かもしれないと言う友人の推理にドキドキしながら時を過ごすしかありませんでした。そして開演時刻が迫り、「今回は特別に許可します」と言う スタッフの温かいお情けを頂戴し、ようやく入場を許可してもらいました。
感謝の気持ちを深々と伝え、 私と友人はチケットを持たないままゲートをくぐり、無事にコンサートに参加することを得たのでした。
銀ペイ工房
男性/54歳/鳥取県/会社員
2020-10-29 17:30