11月1日 天皇賞
サいこうの舞台で
イちわく1番から飛び出し
レースを引っ張り
ンーと速い君は
スピードに乗り
ズっとずっと前に行ったけど
カなしい結末が待っていた。
数年に一度11月1日に行われる天皇賞には長く競馬をしている人にとっては特別な想いがある日だと思う。
1998年11月1日、君が誰も手の届かない領域、スピードの向こう側へ旅立った日だから。
君がこの夜に居たらまだまだ沢山のレースを勝ち、凄い種牡馬になっていただろうと思う。
粉々に砕けたその脚で鞍上を守るために、激痛に耐え、ずっと立っていた姿は競走馬としての勇ましさを感じる。
今日、大観衆も大歓声も無い東京競馬場であの時、止まってしまった時計が動き出し、君がアーモンドアイやクロノジェネシスよりずっとずっと前を走っているような気がするんだ。
誰も君の事を忘れてないよ。皆、君の事が本当に、本当に、本当に大好きだから。
20世期のスーパースター、誰からも愛された稀代のスピードキング。
サイレンススズカForever。
サートルナーリア
男性/--歳/群馬県/会社員
2020-11-01 04:14