案件
お疲れさまです。
今日の案件で私が思い出したのは、【初めて一人でご飯を炊いた日】です。
あれは、私が9歳か10歳の頃だったと思います。
母から、残業で帰るのが遅くなると連絡が入ったので、【お母さんのためにお手伝いするぞ!】と思い、炊飯器をセットしようとしました。
3号分のお米を洗って、お水をいれて、スイッチを押す、大人になったいまでは普通にできることなのですが、
当時、ひとりでやったことのなかった私は大きなミスをしてしまうのです。
3号の3のラインまでたっぷり入ったお米、お水も3のラインぴったり…。お米の量りかたも分からないし、お水の量もお米と同じにしてしまいました。
帰ってきた母に、お米炊いたよ!と炊き上がりをみてもらうと、お水が足りなくて芯が残っていました。
上手にお手伝いができなくて落ち込んでいた私に、母は怒ったり困ったりせず、土鍋を取り出してご飯を炊き直していました。
失敗してしまい、落ち込んだりしたためか、私はこのエピソードを鮮明に覚えていたのですが、母に聞いてみると『そんなことあったっけ?笑』とすっかり忘れてしまっていました。
子供の失敗と成長はセットだから、失敗はたくさんあったから覚えてないんだよ、と母は言っていました。
チャーボー
女性/32歳/東京都/会社員
2020-11-10 05:52