案件〜初めて〇〇した話
皆さまお疲れ様です!
初めて〇〇した話…ですが、学生時代に初めてパーマをかけた話です。
子供時代はヘアピンも止められないストレートヘアが嫌だった私…専門学校に通うために家を出て一人暮らしを始めました。
学校で会う女の子達はみんな可愛らしいフワフワした髪で茶髪も流行っていました。
私も染めはしないまでもパーマに何となく憧れて、ある日、意を決してアパートの近くにある古い美容室に行きました。
田舎から出てきて土地勘も無く、ネットの口コミなども無かった頃で、とにかく近くにあった美容室に、という感じでした。
その時の私はおかっぱが伸び続けただけのロングのストレート。何も考えてなかった私は髪を切るわけでもなくパーマだけかけて欲しい、とお願いしました。
美容院のお姉さんと呼ぶには相当に年季の入ったベテラン美容師さんが、小さなロットをこれでもか!というくらい沢山!私の頭にクルクルと結びつけ、お料理か?!てくらいにたっぷりとパーマ液を私に振りかけて来ました。それがキリキリに引っ張られた髪の根元にしみて沁みて…!
そのうち目にも入るし臭いはキツイし、初めてだった私は思いがけずに味わう苦行に「おしゃれとはなんて厳しいんだ!」と、パーマが完成する前からもう後悔していました。
テレビで見たことのある御釜を被せられると温められるからか、ヒリヒリを通り越してズキズキ痛みました。
最後にパーマ液を洗い流してブローして、完成した自分の姿を見て、私は改めてくっきりと後悔しました。
鏡に映ってる私は、可愛い学生仲間とは程遠い、ドリフの科学者コントのように爆破されたようなヘアスタイルの、しっかり目のブサイクでした…。
時間がそんなにかかるとも知らなかったのでバイトの時間に遅れるし、頭のヒリヒリも1週間以上治らず、ほんとに嫌な思い出です。
後で「あんな店に行ったの?勇気あるね!」と、地元のオバちゃんしか行かない美容院だったと教えられました。
それからもう30年くらい経ちますが、それ以来、すすんでパーマをかけるようなことはせず、ヘアカラーも怖くて、黒髪ストレートだけ。人生のモテ期は今の夫に会えた一瞬がピークで、他は目立たず地味なままです。(夫に会えた事は最大の幸運ですね。)
あの時、もうちょっと若い子向けの美容院に入っていたら、人生が変わっていたかもしれません。
ここばち
女性/52歳/神奈川県/個人事業主
2020-11-10 15:42