案件じゃないけど…
今年は、テレビ越しに2つの引退試合を見た。
1つは、炎のストレートこと
阪神タイガースの藤川球児投手。
もう1つは、マナバウワーこと、
プロレスラーの中西学選手。
この二人は、最後の最後で明暗が別れた。
藤川投手は、ジャイアンツの粋な配慮(半分は八百長だろうが…)により、何とかかんとかパーフェクトリリーフ?で締めくくった。
強いて言えば、矢野監督が予告先発で藤川投手を初回から投げさせ、不動の4番バッター岡本和真選手との対戦を終えた所で交代すれば、形としては1番良かったのかもしれない。
そもそも、公式戦なのだから。
ところが、中西選手は引退試合でも
華を持たせてもらえなかった。
2月22日、新型コロナが流行拡大を見せ、ニャンニャンニャンと言ってられないような状況の中、最後のリングに立った中西選手に待ち構えていたのは、トップレスラー四人の必殺技だった。
後藤選手のGTR、飯伏選手のカミゴェ、オカダ選手のレインメーカーを立て続けに受け、最後のフィニッシュで棚橋選手のハイフライフローを真っ向から受け止めた中西選手に3カウントを逃れる術はなかった。
ファンひとりひとりの価値観は違うと思うが、引退セレモニーを用意されている選手たちは全体の5%居れば良い方だろう。
『お世話になりました』
ほとんどのアスリートたちは、指導者に挨拶を交わして静かにスーツ姿で闘いの舞台を去っていくようなものだ。
私はアンチ巨人だが、先日の伝統の一戦で更にアンチ色が強くなった。
内野手が本職の増田選手をマウンドに上げた粋な配慮は、一体どこに消え失せてしまったことだろうか?
こことび
男性/46歳/宮崎県/会社員
2020-11-12 00:55