心に残るドラマ
先日、高田文夫センセイのラジオで、10月に発売された本『テレビドラマオールタイムベスト100』についてお話をされていました。
プロのライターや放送作家らが選んだ日本のドラマ100本について書かれているそうです。
高田センセイが「1〜3位は何だと思う?」と言った時、私の頭に浮かんだのは『岸辺のアルバム』『前略おふくろ様』『父の詫び状』などでした。
今回の本によると、
1位…『北の国から』
2位…『ふぞろいの林檎たち』
3位…『俺たちは天使だ!』
でした(だったと思います。間違ってたらすみません)。
好みはあるにせよ、1位はなんとなくわかりました。
でも、2位は、ん〜…という感じ。
3位は私も大好きで、忘れがたい作品です。
向田邦子作品は入っていないのかと思いましたが、上位に『阿修羅のごとく』が入っているようです。
あれ、怖かったな。
ミステリーとかではないけれど、人間の、特に女の本性が鋭く描かれていました。
私が忘れられないのは緒形拳主演の『愛はどうだ』、木下惠介アワーの『親父太鼓』、新珠三千代の『細うで繁盛記』です。
後半、古過ぎる?(笑)
『愛はどうだ』はDVD化されてすぐに購入しました。
何度見ても、泣ける。
緒形拳が、いい!
『親父太鼓』もソフト化されたので見直しましたが、だいぶ自分の記憶と違っていたところがありました。
私の記憶では怖い父親と家族のコメディのようでしたが、見直してみたら、いやいや、なかなかにヒューマニズムがあり、胸を打ちました。
『細うで繁盛記』は映像を廃棄してしまったとかで、再び見ることは難しそうですが、昔は何度も再放送されて、内容がわかっていても繰り返し見ました。冨士真奈美の憎々しい演技が、とても楽しみでした。
再び見たいと強く願っていながら、まだ見ていないのは『波の盆』です。
笠智衆、加藤治子、中井貴一らが出演した戦争の傷を描いた山村聰作品です。
武満徹の音楽が素晴らしく、今もよく聴きます。
作品はソフト化されているので、早く見たいです。
私の叔父も南洋で戦死し、自分が50歳を過ぎた頃から会ったことのない叔父のことをいろいろ考えるようになりました。
ドラマ、大好き。
今も新しい作品をたくさん見ています。
いだてん
女性/61歳/千葉県/専業主婦
2020-11-14 17:28