変身。案件

おつかれさまです。
今日の案件ですが、高校時代の友人Aちゃんを思い出しました。
私の高校は服装髪型は完全に自由でした。
入学した頃、Aちゃんの服装はいつも、黒いジャケットに黒いタイトパンツ。
髪型は少しリーゼントに近い雰囲気でした。
Aちゃんに詳しいことを聞くと、宝塚の男役を本気で目指しているので普段からそれに近付けているとのこと。
しかも東京宝塚劇場の周辺を歩いてると本当の男役の人と間違えられて話しかけられることもあるらしいです！
確かにAちゃんはそう間違えられてもおかしくないくらい、姿勢が良くて立ち姿や歩き方も本物の人のようにかっこよかったのです。
休日は宝塚の試験のための歌やダンスなどのレッスンを相当頑張っている様子で、Aちゃんのストイックさに感動して尊敬していました。
その後Aちゃんは宝塚の試験を受け、最終まで進みましたが、落選してしまったそうです。
(本人は相当悔しそうでしたが、最終まで行っただけでも本当にすごい！！と友達としては思っていました。)
その後Aちゃんは髪を金色の巻き髪にし、服装を露出多めにして、完全に「強めギャル」へと大変身したのです。
それは決してヤケになっているということではなくて、その姿が本来のAちゃんであり、心からおしゃれを楽しんでいました。
バッグやアクセサリーもすごく女の子らしいものにしていて、それまで絶対に持たなかったような小物を身につけ始めている様子がとても可愛らしく見えました。
改めてAちゃんは自分の本当に好きなものをグッと我慢して、普段の生活を全て宝塚のことに捧げ、集中していたのだとわかり、本当に拍手を送りたくなりました。
当時Aちゃんの話を聞きながら、私は大きな夢がなかったですが、とりあえず大学受験を全力でがんばろう！！と活力をもらったのを覚えています。

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