中学デビュー
私は小学生まで内弁慶で、とても大人しい子でした。
幼稚園の卒業アルバムの写真を撮る時も、おままごとハウスの前で「いい位置取れた」と思ったのに、後から自己主張の強い子が私の腕を抑えて無理やり前に出てきてしまい、隣の子とその子の間に挟まれて泣きそうな顔で写ってます。
小学校では友達の名前を呼ぶのが恥ずかしくて、どんなに仲良くなっても、さん付けで読んでいました。
私立小学校から地元の公立中学に行ったので知っている人が誰もいなく、「私立だったから真面目で頭がいいだろう」という印象だけで、推薦で学級委員にされてしまいました。
誰とも打ち解けられず憂鬱な中学生活がスタートしたのですが、背の順で並ぶ時に一番前の子が話しかけてきてくれて、徐々に仲良くなり、自分をさらけ出せるようになっていきました。
その子のおかげで、クラスのみんなとも打ち解けていき、とても楽しい中学生活となりました。
おかげで自分に自信がつき、その後の高校でも社会人でも、すぐに自分を出せるようになりました。
たった一人、自分をさらけ出せる人がいるだけで、世界はこんなに変わるんだと思いました。
あの時、学級委員になって良かったなーと今でも感謝しています。
ゴロスマチャハヤ
女性/42歳/千葉県/派遣
2020-11-24 17:21