本日の案件
小中学校、着物を着たおばあちゃんが教える塾に通ってました。
教員を引退されたおばあちゃんが、自宅の一室に大きなちゃぶ台を置き、
回りに何枚も座布団があり、先生を囲むように子ども達が座って問題集に取り組む超アットホームな塾でした。
わからない箇所に出くわすと質問して、先生は、黒板代わりにチラシの裏の白いメモ用紙を使って丁寧に教えてくれました。5時~7時の2時間。同級生もいるし、下級生もいる。レベルも様々。同じクラスの子も大勢いて恥ずかしかったのを覚えています。たぶん、マンツーマンで丁寧に教えてくれる塾だったのでママ達に人気で生徒が集まったんだと思います。
ですが私は、基礎は十分理解しているのに応用問題が不得手でした。頭が固く法則通りにはめ込むしか脳がなく『なぜ、方法通りに出来なくなっているのは、どうして?どうしろというのだ?』と頭の中が真っ白になりフリーズしている状態で応用は、ほとんどできませんでした。その頃、少し離れて別の視点から見るという手法をまだ知らなかったので…先生も母も「基礎は、理解できているんですが応用がね」というのが口癖だったように思います。それでも第一志望の高校を合格し、先生が、皆に合格祝いにと五目ずしをお部屋でご馳走してくれました。そこで中三は、塾を卒業でした。時が経ち自分の息子の勉強をみてやっている時、応用問題に出くわすと「基礎は、できるんだけど応用がね」という言葉が、浮かんできてドキドキとしますが今の自分は応用ができているので(笑)良しとしています。応用問題が解けると気持ちがいいです。私の場合、応用を解くには、経験値というものが必要だったんですね。トラウマクリアです。先生、ありがとう!
ちーたん♥
女性/57歳/東京都/パート
2020-11-25 11:56