社員掲示板

リザーブ案件 〜予約物語〜

本部長、秘書、お疲れ様です。
私の予約案件ですが、10月22日に、女性と食事に行く約束をしていました。その女性は、駅の警備員をしていて、京都弁で話しかけてきました。私は、京都弁の響きが心地よく、声を掛けてもらうたびに、思いを寄せるようになっていきました。ですが、声を掛けてもらうのは視覚障害者の私を安全に誘導するためなので、恋愛感情があるわけでは無く、仕事として関わってもらえているのもわかっていました。ですが、毎日のように声を掛けられ、京都弁でたわいも無い日常会話をしていくうちに、食事に誘いたくなり、連絡先の交換をしました。二ヶ月間メールでやり取りをして、食事の予約をすることができたのが10月の22日だったのです。ですが、当日女性からのメールで、同僚の警備員が体調不良で休んでしまい、休日返上で仕事になってしまったと連絡が来たのでした。私は食い下がりましたが、その女性としては、仕事を空けるわけにはいかないため、泣く泣く私との約束をキャンセルし、リベンジ食事会を誓ってくれました。それから約二ヶ月、その女性からの連絡は来なくなり、私の予約物語は、幕を閉じたのでした。
本当に、仕事でキャンセルされたのか、それとも、やんわり断られたのか、今となっては、淡い恋心を抱かせてもらえたことに、感謝するしか無いですけれどもね。

ふわふわクッキー

男性/52歳/東京都/自営・自由業
2020-12-09 08:21

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