タクシードライバーが神様に見えた
学生時代、彼氏と初めて過ごす年越しで浮かれまくってました。
防寒対策ばっちりで夜出発、電車で成田山に向かい、るんるんで山道で食べ歩き、お参りして除夜の鐘を聞き、今年もよろしく〜と言いながら帰路へ…
浮かれ気分も束の間、乗り換え駅で気づきました。大晦日は全国的に深夜運行してるものと思い込んでいたことに…。夜間運行は京成線までで、私鉄は普通に終電が終わっていたのです。
「ええーー!帰れない!どうしよう…」お互いのお財布の中身を確認して、「行けるところまで行ってもらおう」とタクシーに乗って帰宅することにしました。
ドライバーさんはとても陽気で「どこ行ってきたのー?いいね〜青春だね〜」と色々話しかけてきたのですが、こちらは心そこにあらずでメーターと睨めっこ。
当時、深夜料金があるとは知らず、想像以上に早く所持金額へ到達。「すみません!お金ないのでここでおろして下さい!」と言うと、驚いた顔で「え!それは大変だぁ。いーよいーよ、お金はここで止めておくから、家まで行くよ。お年玉だ〜」と家まで送り届けてくれました。
タクシードライバーさんが神様のように見えました。
新年早々、ハラハラドキドキとほっこり感謝の出来事でした。
あれからは、必ず帰りの終電もしっかり調べるようになりました。
ゴロスマチャハヤ
女性/42歳/千葉県/派遣
2020-12-21 18:00