ふつおた
本部長、秘書、お疲れ様です。
今日仕事で、とあるマンションに行きました。
一階のフロアで作業をしていると、小さな男の子が近づいてきました。
ランドセルに黄色いカバーがかかった、まだ小学一年生であろうその子が、「あのね、」となにやら話しかけてきました。
ぼくは「どうしたの?」としゃがんで話を聞くと、家にお母さんが居なくて家に入れない。カギも持ってない。どうしたらいいか分からない。
と言う男の子の目から涙がポロッと落ちました。
かわいそうになりました。でも仕事で来ただけの自分に何ができるだろうか?
男の子はお母さんの電話番号を覚えていたので、不審者と間違われることも怖れましたが、思い切ってかけてみることにしました。
事情を説明すると、お母さんは家に居たが男の子の帰宅に気付かずカギを開けなかったようでした。
一階に迎えに来たお母さんを見ると男の子は喜んで、お母さんからは感謝していただきました。
なんかいいことをした気分でした。 同時に、知らない大人にも近づいて助けを求められる子供のピュアさに考えさせられました。
さらに、自分にできることをやや躊躇した自分にも反省です。
物騒な世の中。知らない人には気をつけなければいけませんが、たまたま出会った男の子から学んだ出来事でした。
シロノス
男性/43歳/佐賀県/自営・自由業
2020-12-24 19:08