いつもと違うクリスマス
ちょっと1年前になりますが。
実家で一人暮らしの母がお部屋で転んで、大腿部骨折。
自分で救急車を呼んで…。
流石、元医療従事者。
骨折した部分に細い金属の棒を入れる手術をしました。
しばらくして、新型コロナウイルス感染が騒がれ始めた頃にリハビリ専門の病院に転院。
がんばり屋の母は、日々のリハビリにも頑張り、車イスで皆さんと一緒にお食事したり、車イスに座り同室の方とお喋り。
91歳の母は、お肌もツルツルで年齢的には見えないけれど、口達者(笑)
感染予防で面会はできませんでしたが、電話でお喋りして様子を聞いたりしていました。
一人暮らしは出来ないとの事で、医療関係が充実している施設探し。
そして今日、有料老人ホームに入所しました。
入院先から病院が手配した車で私と一緒に向かいました。
着替えや洋服にパジャマやタオル類等を新調して持ち込みました。
お部屋までいけないので、ロビーでまたね!って言ったら、泣いた母。
後ろ髪引かれるようにホームをあとにしました。
甥っ子は、長距離ドライバーですが勤務先の上司のご厚意で、年明けの初荷の配送まで休暇をいただきました。
私たち家族が誰より心配しているのが甥っ子です。
数年前にお父さんとお兄ちゃんを相次いで病死で喪う事になりました。
まさか今のこの日常で、お母さんまで喪う事になるなんて予想もしていなかったでしょう。
最期のお顔を見る事が叶わなかった甥っ子。
私たち家族前では、涙さえ見せず笑いをとばして過ごしています。
たまたま姉のマンションにフロアは違いますが空いているお部屋があったので、旦那様と相談して入居手続きしました。
甥っ子は30代後半ですが、大事な家族です。
付かず離れずで見守ることしかできませんが。
今日はクリスマス。
今も医療従事者の方々は最前線で沢山の命と戦っています。
感謝の思いを抱きつつ、クリスマスの夜を
過ごしたいです。
家族より
ハナミズキ
女性/65歳/埼玉県/パート
2020-12-25 18:05