【人生の賭け案件】難を逃れたはったり

あの時のあの行動は賭けでしかありませんでしたが、その判断をした自分に感謝すらしています。


20代の頃の話です。
仕事で帰りが遅くなり、夜道を一人歩く寂しさを紛らわすため、耳にイヤホンをし、スマホで友達とLINEをしながら歩いていました。

人気のない住宅街に差し掛かった時、街灯の明かりでできた私の影が二つに‥思わず後ろを振り返ると、見知らぬサラリーマンが両腕を広げて真後ろに立っていました。
思わず飛び退き、対峙すること数秒‥「きいいぃぃぃえぇぇぇぇぇぇ！！！」と奇声を上げ狂気じみた人間を演じて見せると、相手はダッシュで去って行きました。
口から心臓が飛び出そうな程の恐怖からくる脚の震えを抑えつつ、ダッシュで帰宅。
帰宅後親に報告し、警察にも通報しましたが、その人がどうなったかはわかりません。

ときどきその時の私と同じくイヤホン&歩きスマホをしている若い方を見かけると、お節介とは思いつつも声を掛けさせてもらいます。
本当に危険なので、皆さんもお気をつけください。

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