「いつも通り」にご注意を。
久しぶりにスカロケのアプリを開いてみたら、そうか受験シーズンか、と思いを馳せて、書いています。
私は美大を受験していたので、実技試験がありました。一次が鉛筆デッサンで、二次は絵の具と粘土です。
一年目は、予備校で学ぶ何もかもが新しくて楽しかったけれど、実力不足で落ちてしまいました。
もう同じ轍は踏むまい、そう誓った二年目。技術も応用力も高まり、予備校ではいつもトップクラス!これは十分受かる実力があるはず!
自他ともに満を持して迎えた試験日でした。
私は唱えつづけました。「何が来てもいつも通りやろう。いつも通りやろう」
受験には、悪魔が住んでいます。
いつも通りには、絶対にいかないのです。
それなのに「いつも通りにやらなければ、」という言葉に縛られた私は、一年目で通過した一次すら通りませんでした。
人は守りに入ったとき、実力を発揮できません。
もしかしたら、性格によっては「いつも通り」がお守りになる人もいると思います。
ですが私には呪いでした。
これから受験する、主に多浪の皆様へ。
何浪したって、挑戦者でいいんです。
緊張して当然、というかむしろ緊張しろ!
これでもかというくらい震え上がって、今までお世話になった人たちの顔を全員思い浮かべて、泣きながら受験するくらいのパッションで行ったっていいじゃないか!
忘れられない二年目を経て、三年目に合格を勝ち取った自分の経験が、同じ性格のどこかの誰かに刺さったらいいな。
大変な年ですが、皆様、最後まで体に気をつけて乗り切って。
コメダフライヤー
男性/36歳/東京都/自営・自由業
2021-01-14 15:43