ファインタジーって何なんだろ？！

本部長、秘書、リスナー社員のみなさま
お疲れさまです
ワタシも疲れてますけど…

ワタシのファンタジーです


ある日、ワタシは参加した舞踏会で隅っこに一人陣取ってコーラを飲んでました
すると会場にこの世のモノとは思えないほど美しく上品なお姫様が執事を連れて入ってきました

一瞬でワタシはココロを奪われました
しかし声を掛ける勇気など持っているはずもなく
一人ウジウジとコーラを飲み続けていました

すると、そのお姫様がワタシを見つけ、こちらに視線を向けたまま真っ直ぐとコチラに歩み寄ってきます

「え？　何？　オレ？　後ろの人?　あ、後ろに人いないわ」
と戸惑っているとお姫様はワタシの前で歩みを止め、しばらく見つめあったのちに一言
「外でご一緒にお話しませんこと？」と

顔が真っ赤になっていくのが分かります
しかしワタシは無理やり平静を装い
「いいですよ、さぁ行きましょう」
と二人で部屋をあとにします

そこからの時間はとても楽しくどのくらい二人で話をしたのか分からないほどです
しかし、無情にもその時はやって来てしまいました

「お嬢様、そろそろお帰りの時間でございます」
執事のコトバにワタシはハッと現実に引き戻されました
「この幸せな時間は終わりなのだな…」
そんな想いが頭の中を占拠してしまいます

お嬢様は寂しそうに執事のもとへ向かいます
途中、何かを思い立ったようにこちらに振り返り一言
「またお会いいただけませんこと？」

ワタシは「はい」とだけ答えコーラを飲みます
お嬢様は嬉しそうにワタシの方へかけ寄ってきます
そしてLINEを交換すると
「今夜、連絡しますね」とだけワタシに伝えるとお嬢様は執事と会場をあとにします

それからのワタシの日々は180度変わりました

二人は毎日LINEを交換しやがて電話で話をするようになりました
そして二人っきりでいろいろなところへ出かけるようになるまで長い時間は不要でした

ある日、意を決したワタシは思い切ってお嬢様にプロポーズします
彼女は優しく微笑んで小さな声で「はい」と答えてくれました

それから二人はとても幸せに暮らしたとさ



なんて夢を見ている50代独身男性を皆さんはどう思いますか？

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