スカロケ小説第二十九話
「さち、昨日言ってた吟遊詩人とやらを連れてきたまえ」
「はい」
さちは怪人の部屋を出て吟遊詩人のちぐのいる屋根裏部屋を訪れた。
「怪人さまのお召しです」
来たか!
ちぐは竪琴を手にとり、さちの後に続いて屋根裏部屋を出た。
汚い鍵!拾うのやめとこかな?
カリン!その鍵を拾うといいことあるよ!
?今の誰?まあっいっかぁ!拾おっと。
カリンは古びた鍵を拾ってチュニックのポケットにしまった。
3、2、1、0
パーーワーーアーー
目があっても見えず、耳があっても聞こえず!!!
ドンドドドンとドラムロールが鳴り響いたかと思った後、一人の女性がスペイン坂に現れた。
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2015-01-07 19:27