三部作
その昔「作家魂としては完結した作品」である《機動戦士ガンダム》の続編を、大人の都合により作らされるという苦しみから精神的に詰んだ富野監督が、主人公カミーユをラストで廃人にしてしまうという問題作であったTVシリーズ『Zガンダム』がありました。
大分たってから、富野さん自身の手で、劇場版Zガンダム3部作にリメイクされ、主人公も元気なままハッピーな最後に書きかえられたわけですが。
同じく、20年前のエヴァTVシリーズ~旧劇場版の時には破綻してしまった庵野監督。
クリエイターとしても尖っていたでしょうし、自身のジレンマや、自身が描きたいものと現実のクオリティーとの差にも苦しんでいたように感じられます。
旧 劇場版を見た宮崎監督から庵野さんに電話が来て『お前はよくやった。半年は何もしなくていいから、とにかく休め 』と言われたとか(笑)
その後、ご結婚もされ、独立もされ、庵野さんが大ファンの富野さんのZガンダム3部作を見て、出された答が『序・破・Q』3部作だと思っていて『とにかく明るい庵野監督』を感じました。自分のスタジオを作って余裕ある製作体制、庵野さんのクオリティビティを満足させるだけの技術の進歩も大きいのではないかと思います。
なのに結局、いじけて引きこもるシンジと、それをディスるアスカなの?っていうのはありますが(笑)
3部作を終えて、
シンエヴァはいよいよ本当の新章。
楽しみにしています。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2021-01-30 07:05