経済とか、行政とか
尋常でない社会現象にあって、いろんな浮き沈みがある。社会とはそんなものでしょう。
かつて隣国の内乱特需による経済効果で敗戦の焼け野原から復興した日本はラッキーな国です。
巨大災害の後にはゼネコンの株があがります。
夜、地元の駅に戻ると、大手のファストフード店はテイクアウトで長蛇の列です。いつも以上に賑わっています。さらにイートインを20:00に閉店して協力金ももらえます。
ダブルのラッキー(笑)
また、
家族経営で、仕入も近所のスーパーで済むような定食屋とか飲み屋さんなら、明日からでもすぐに休業できます。労せず1日6万円を手にすることができます。
それもラッキー。
でも、普通の個人事業主のレストランや、中小企業の飲食店はたいへんです。赤字をかかえながら協力金で補填しています。
夫婦二人、食いつめながら自己資金をためて、国庫や銀行の融資も受けながら、ようやく開けた夢のレストラン。コロナ喎に見舞われようと、不動産契約は履行しなければいけないし返済もある、今さら店を畳むことも転職も簡単ではなく、副業もままならない。あまりにもタイミングが悪すぎた。
それはアンラッキーです。
それに対して「リスクヘッジできていなかった」というのはあまりにも酷ではないか。それを予測できる方策や、自己で乗り切る方策があるなら教えてもらいたい。そんなリスクにそなえる余力があるなら最初から借金なんかしないでしょ(笑)
営業形態や事業規模に関わらず、
一律に6万円でいいのか?という行政の問題はある。
問題はあるけど、急ぎ、もっとも時短してもらいたい飲食店は、個人事業主が多いから支援するなら内容よりも、とにかく速いほうがいいという方策なだけであって。
行政には「拙速は巧遅に勝る」という方法論もあるんです。
去年の『中小企業向け持続化給付金』の場合は慎重にやり過ぎて、遅くなってしまい、間に合わず倒産した会社もありましたから。その上、それでも不正受給する輩もいました。
どうやろうと問題が起きるなら、取りあえず困ってるところに早めのケアをしたほうが「まだ、マシ」という。
正しいとは決して思わないけど、助かっている人が多いのもまた事実です。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2021-02-05 20:56