心の叫び案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
私が働く職場には毎日来店する街では有名な名物おじさんがいました。そのおじさんは、マスクをせずに来店し、大きい声で話かけてきます。
マスクをしてほしい事を伝えるたびに、もの凄い形相で怒り出します。
「マスクなんて意味ない」と叫ぶ始末。
去年の春先から年末にかけて、このラリーが何度も続いていました。
今年に入り、緊急事態宣言が発令された際に、大声で叫ぶようだったら、警察を呼ぶと社内会議で決めました。その会議の翌日、名物おじさんはいつも通り来店しました。
最初は少し違和感を感じました。
何かが違う…「あっ、マスクをしてる」思わず声に出てしまいました。
驚きました。思いが通じたのかと、少し報われた気がしました。どんなきっかけがあったかはわかりませんが、良かったと社内で話をしていました。
そんな中、名物おじさんが、今朝亡くなったと聞きました。
原因はまだわかりませんが、先週来店した際には、咳こんでおり、マスク越しですが体調は良くはみえませんでした。
小さな街なので噂はすぐに広まります。
かたくなにマスクをしなかったからだという声を、すでにいくつも耳にしました。
今年に入ってからはマスクはするようになっていたんだよ…そう心の中で叫びました。
何よりも、先週みかけた際に病院へ行くよう促せていたら…事態は少し変わっていたのかな…
後悔先に立たずとはこの事なかな。
お節介かもと思われようが伝える事は大切だと思いました。
ご冥福をお祈りいたします。
くどちん
男性/38歳/千葉県/会社員
2021-02-16 22:58