【今日の案件】倍返しならぬ‥
お疲れ様です!
不動産会社で働いていた頃、某大手企業様のご移転のお仕事をさせて頂きました。
契約締結の翌日、先方から連絡が入り上司と訪問することに。通されたのは上層階の重厚感漂う役員室。中には上役がずらっと勢揃いしていました。まさに半沢直樹のあの感じです。
要件は仲介手数料を免除して欲しいということでした。先方曰く、移転先のオーナー企業の役員とは面識があり、仲介業者を入れずとも契約できたとのこと。
まさかそんな話だとは思わず、私は呆然とし悔しさから唇を噛み締めました。
暫く黙って話を聞いていた上司が穏やかに言いました。
「ハッハッハ!なるほど。そういうことでしたか。‥にしても、あなた方にとって〇〇(私)の仕事は、一円の価値もないものでしたか。それは残念です。満足させられず、申し訳ない。
しかし、彼女が御社のために頑張っていたのを私は見てきました。せめて、労いの言葉だけでもかけてやっては頂けませんか。」
線の細いおじいちゃんといった見た目の我が上司。その上司から発せられる静かな貫禄と、思いもよらない申し出に先方もタジタジ。
多少の値引きはあったものの、ちゃんと仲介手数料を頂くことができました!
この時の上司のタダハラ返し!!
めちゃくちゃ格好良かったです(≧∀≦)
鮨詰めのゾウ
女性/43歳/埼玉県/会社員・スカロケ妄想党員
2021-02-24 16:54