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今日の鼻歌

【 BEYOND THE TIME / LUNA SEA 】

偶然、ネットに上がっていた映画監督の押井守さんのインタビュー記事を読みました。

監督が新しく出された本『映画史50年映画50本』というコラムで、88年を代表する映画に監督がチョイスしたのは、富野由悠季 監督の劇場版《機動戦士ガンダム 逆襲のシャア》でした。

珍しく押井さんがアニメ映画を褒めてる(笑)
『富野さん会心の1作だと思うよ。富野さんの本音がモロに出ている。』


確かに自分も逆シャアは心に刺さりました。

ファーストガンダムも好きだけど、それは甘いファンタジーとして好きなんだと分かった。逆シャアは登場人物は同じなのに、皆すべて《オトナ》というか、やたら生々しいんです。

アムロもシャアも、ララア・スンという戦死した憧れの女性の残像を残しながら、現実ではベルトーチカ(チェン)とナナイという、どちらも夜のベッドを供にするような恋人がいたり。

そうした中で政治的な欲望のドラマが転回して、最後は『アクシズショック』という人類の意識の結集という奇跡に帰結していく。

なんだかスッキリ(笑)(。-∀-)

惜しいのは、富野さんの小説では、アクシズショックの媒介となるのはサイコフレームのパーツではなく、ベルトーチカの胎内にいた《アムロの子供》がニュータイプとして目覚めることで起きることになっていたのだけど、それはさすがに中高生も観るアニメ映画としては生々しさが過ぎると監督が判断したのか差し替えられていたけど。アムロの子供のほうがよりテーマが明確だったのにな、というくらい。


それはさておき。

コラム本編は押井さんらしいエピソードに溢れていて(笑)

あるイベントで富野さんに会って、罵り合いのケンカになったものの「押井ちゃ~ん、ごめんね~」って富野さんが抱きついてきて仲直りした、とか。

宮崎駿さんと富野さんが実は仲良し、とか。

逆シャア大好きの庵野さんが、あまりに好きすぎて逆シャアの同人誌の出版をするに至り、押井さんにも評論文を頼まれて、前述のように素直に褒めたら、庵野さんから「なんで褒めるんですか?何か企んでるんですか?」と不審に思われた(笑) とか。

ただのインタビューの文字起こしなのに話が濃すぎて、オモロすぎる(  ̄▽ ̄)

コーギモモ

男性/58歳/神奈川県/飲食業
2021-03-02 08:58

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