まさかのバッタリ案件

お疲れ様です。

先程、本部長の「ナイトパプリカ」と、
本日の案件で思い出した事があります。

これは本当にまさかのバッタリでした。

二十歳で入社した会社での飲み会、
二軒目で行った雑居ビルの飲み屋。

その時の飲み会を仕切っていた上司は、
僕の父と交流があり
このお店も父に教えてもらったと言っていました。

飲み会も終わりみんなでエレベーターに。
その時も上司が
「この上にある飲み屋もいいところで、
　親父さんに教えてもらったんだよ！
　今度連れて行ってやるな！」
と上機嫌で話してくれていました。

降りてきたエレベーターに乗ろうとしたその時、
中から見知らぬ女性と手を繋いでいる父が。

「・・・・・」

誰も何も語ろうとしません。
するとエレベーターの扉がゆっくりと閉まろうとしました。
そんな時上司が咄嗟にボタンを押し再度扉を開けます。

「〇〇さんも上で飲んでたんですね！」
その発言に対して睨みをきかせる父。
そんな父に少しイラっした僕は、
「どこ行くの？」と、
父は「え？あー、帰るところ」と。

そのまま扉は閉まりエレベーターは降りていきました。

元々父がそういう人だと知っている僕と上司は
顔を合わせて笑っていましたが、
周りの社員は見てはいけないものを見た顔をしていました。

もちろん家に帰っても父はいませんでした。笑

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