淡い思い出
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
ボクの淡い思い出は、
約20年前、浪人して予備校に通っていた時のことです。
ボクは大学受験に失敗し予備校に入りました。
そこで、ボクは好きな子ができました。
クラスは違うけど自習室で見かけたツインのお団子ヘアの女の子。
予備校に入ってから、男子の友達はたくさんできましたが
好きな子を含め女の子とはなかなか仲良くなれませんでした。
勉強しなければ、でも、やっぱり、恋愛もしたい…
そんなこと考えながら、どんどん時間が経ちあっという間に再び秋に。
好きな子とはクラスが別、ニアリーイコールで志望校が違う。
このまま話すことがなければ、何も残らず終わってしまう。
どうにかしなければと一念発起。
同じ授業だった時に近くの席に座り
無理矢理理由をつけて話しかけて、それからいろいろ話すようになりました。
そこでわかったことは、
ボクとは志望校が違うこと、
医学部志望なこと、
そして、コンビニの高菜おにぎりが好きなこと。
短かい期間だったけれど、
受験が終わるまでいろんな話を聞くことができました。
好きな子のいろんなことを知れるのが嬉しかった。
でも、大きな一線は越えない。
志望校が違うので、予備校生活が終われば離れ離れになるのがわかっていたから。
そして、受験が終了。
ボクは第一志望だった某地方国立大学に落ち
滑り止めだった東京の私大に進学することに。
好きだった子は、夢であった医学部合格は叶わず
僕が目指していた大学とは違う某地方国立大に。
東京と地方。
想像していたけれど、その想像を超える遠い距離。
そして、物理的に距離をさらに増幅させた時間の流れ。
そのままフェイドアウトとなってしまいました。
でも、冬から春を迎えると、いつも予備校時代を思い出します。
ツインのお団子ヘアと高菜おにぎりの淡い思い出。
ちなみにですが、
その子は今、進学先の大学や学部とは無関係の、いわゆる「クリエイター」になり、
著作もいくつかあるようです。
著作を見かけるたび、すごい人になったなぁと思います。
まちゃきっくさん
男性/43歳/東京都/会社員
2021-03-04 09:21