淡い思い出案件
お疲れ様です!
私がこの時期に思い出すのは、親に告白し大号泣した夜のことです。
2000年2月、大学受験全滅。
浪人が決まった夜、父から「本当にしたいことは何か」を問われました。
そこで初めて、子供の頃からの夢があり、それを叶えるために芸術系の大学に行きたいと告白しました。
父は「なら一年間、頑張れるな」とだけ。絶対に反対されると思っていた私には充分すぎる一言。
涙が堰を切ったように溢れ出ました。
そこから一年、学科と実技の勉強に励み、見事希望の大学に合格。充実の大学生活を過ごしました。
今はその夢とは別の仕事をしていますが、夢に向かって頑張ったあの日々がなければ、結果的に同じ仕事に就いたとしても状況は全く違っていたと思います。
また、浪人はネガティヴなイメージですが、このルートも悪くはないです。予備校や大学で人生の友と呼べる人たちに出会えましたし、一年早く二十歳を迎えるので飲み会を通し、先輩たちとも早く仲良くなれました。
父の前で号泣したあの夜は、少し恥ずかしいけど大切な思い出です。
鮨詰めのゾウ
女性/44歳/埼玉県/会社員・スカロケ妄想党員
2021-03-04 12:59