淡い思い出案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆さま、お疲れ様です。
全然淡くないのですが、この時期になると思い出す出来事を聞いてください。
2018年3月3日、当時実家で両親と暮らしていて、仕事も休みで部屋でくつろいでいた時、リビングにいた父に呼ばれました。
それ以前にもこういうことはよくあって、仕事を転々としていた僕にイライラがつのって説教をしてくる場合がほとんどでした。
また説教かと思いいやいや降りてみるといつもと様子が違う、なんだか深刻な面持ち、、、
自身が癌に侵されてるという告白でした。
結構長いこと話したと思いますが、ショックで内容はほとんど覚えてません。
まもなく父は入院。手術を無事に終え、すぐに帰ってきましたが、長く辛い闘病生活がここから始まりました。
髪は抜け、痩せ細り、夏ごろには肺炎にもかかり制止をさ迷いましたが、冬になる頃には元気を取り戻しました!
2019年のお正月も家族みんなで無事に迎え、一安心していた矢先、悪夢は再び訪れました。
ゴールデンウィーク前くらいから頭が痛いと言い出し、病院で検査してもらったら、完治したはずの癌が脳に腫瘍となりあちこちに転移していて、もはや手に追えない状態でした。
入院するも治療方法は無く、痛みを和らげる処置だけしかありません。
日に日にまた痩せこけ、意識ももうろうとなっていき、2019年秋、天に召されました。
野球が大好きで地元の少年野球の監督も長年務め、健康にも人一倍気を遣っていた父だっただけに、今でも信じられません。
この時期だけでなく長い思い出話になってしまいましたが、春のこの時期になると父のあの辛い告白を思い出してしまいます。
宇宙のユウスケ
男性/47歳/埼玉県/自営・自由業
2021-03-04 14:22