淡い思い出案件
中2の時に同じクラスになった男子Yくんとは、隣の席になったことがキッカケで、とてもよくお喋りするようになりました。とにかく話しているのが楽しくて「気が合うな〜」と思っていました。
でもYくんのことは「気の合う友達」としか思っていませんでした。Yくんはクラスの人気者で話しやすかったので、みんなから下の名前で呼び捨てにされていました。もちろん私もそうしていました。
中3になってクラスが分かれてしまった後も廊下で会った時には「おう!」というかんじで仲良くしていました。
なので中3の11月にYくんから「付き合おう」と言われた時には驚きました。向こうも私のことを「気の合う友達」と思っていると思っていたからです。
でも、気が合うから一緒にいたら楽しいだろうし、断る理由もないので「いいよ」と返事をしてしまいました。告白されたことで意識するようになると、私もだんだん好きなのかな?と思うようになりました。
しかし!実際に付き合ってみると、お互い意識してしまって学校で上手く話せなくなり…。
クリスマスに私の家までプレゼントを持って来てくれた時にも2人きりなのが恥ずかしくて沈黙になってしまいました。
そのままなんとなく気まずくなったまま年が明けて卒業式になり、結局は卒業式で「バイバイ」とだけ話して高校は離れてしまいました。
この季節になると、中学生の幼い、淡い思い出として、ふと懐かしくなる時があります。
その後そのYくんは、私の妹が職場で知り合った可愛い後輩ちゃんと付き合っていることがわかり、世間って狭いなぁと、妹と笑い合ったのも懐かしいです。
どさんこマルコ
女性/44歳/北海道/会社員
2021-03-04 16:08