本日の案件
皆様お疲れ様です。
私は愛猫にありがとうと言いたいです。
愛猫のちぃは拾い猫です。
野良時代、家の近くの神社付近に住んでいたのですが、その当時からとても人懐っこくて、通りすがる人に愛想を振りまいていました。
首輪もしてなかったので、多分野良だろうと思っており、会社への行き帰りの際には私も主人(当時の彼氏)と共に可愛がっておりました。
私は当時からとても猫が飼いたくて、彼に「拾っていいかな?ダメかな?」とお願いしていました。
ちぃと出会って1ヶ月。
相変わらず、愛想を振りまいてくれるちぃ。
「連れて帰ろうか」と彼が言ってくれました。
キャリーケースはその時は持っていなかったので、彼が抱っこで連れて帰ることに。
20メートル位抱っこで進むと、暴れだしたちぃ。
当時住んでいた場所は、地域猫が多かったので他の猫の気配を察知したようで、彼の手の中からするりと抜け出て、走り去っていきました。
「やっぱりダメか…」と2人でしょんぼりと帰宅しました。
次の日の夜、いつもの場所に居ないちぃ。
どこかにいったのか、怖がらせてしまったからもう姿も見せてくれないのかと、場所を離れると…
「にゃー」
声が聞こえて振り返ると、いつもと違う場所から顔を覗かせたちぃ。
2人で近づいて「うちに来てくれる?」と聞くとすんなり彼の腕の中に収まってくれました。
「昨日はいきなりだったから、仲間に挨拶できなくて逃げ出したのかな?」等と軽口を叩きながら家に向かいました。
途中、少しだけ逃げたそうにしましたが、無事家に到着。
その後、すぐに家に馴染んで我が物顔です。
あの日から10数年。
今ではすっかりおばあちゃんなはずなのに、まだまだ可愛らしくしっかり主人の奥様役をしています。
朝のお見送りも帰宅のお迎えも夜の添い寝も、ちゃーんとこなします。
書類上の嫁は私なはずなのに…負けてます…
完全にちぃは主人の嫁です。
いつかお別れが来てしまうのかもですが、なんなら超長生きして猫又になって、おしゃべりしてくれたらいいのにな。
ちぃが我が家に来てからは、毎日がもふもふで幸せです。
ちぃちゃん、あの日我が家に来てくれてありがとう。
あふる
女性/39歳/神奈川県/派遣
2021-03-09 15:53