私の3.11案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆さん、お疲れ様です。
10年経った今思うことですが、正直、あの当時も今も、ずっと心のモヤモヤが晴れません。
東日本大震災では、幸いなことに私自身も家族や親しい友人にも、大きな被害はありませんでした。
恵まれていたと言えばそれまでですが、本当に辛い思いをした方々がいる中で、どうしてもあの災害を自分ごととして消化しきれない気持ちがあります。
例えば海外の何も知らない人から「東日本大震災ってどんなことがあったの?」と聞かれたとして、「あの震災で、日本は大変だったんですよ」なんて、心の底からは言えません。3.11のことは、自分が口にしてはいけないんじゃないかと、どこかブレーキが掛かってしまいます。
ただ、それが思考を止めていい理由にはならないですよね。
私は防災に関わる仕事に就いています。これから起こる災害で辛い思いをする方を1人でも多く減らし、このモヤモヤを晴らせる日が来るまで、災害と向き合い続けます。
赤い水門屋
男性/39歳/千葉県/会社員
2021-03-10 22:53