震災の体験談
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
私の震災時の体験談です。
10年前、私は転勤で岩手県盛岡市に住んでいました。
震災の3日前の3月9日に車で埼玉の実家に帰省し、10日をのんびり過ごし、11日に岩手に戻る途中の高速道路で…地震に遭いました。
地震が起きた時は急にハンドルをとられパンクでもしたのかと思いましたが、どうやら様子がおかしい…。カーナビのテレビをつけ大変な地震が起きたと知りました。
ガソリンが残り少なかったのでひとまず近くのパーキングのスタンドに立ち寄りなんとか満タンに給油。ガタガタになってる高速道路をゆっくり走って岩手まで向かいました。
しばらく走ると福島県のとあるインターで高速が通行止めになっており、そこから一般道へ。
停電で信号が点いておらず大渋滞している道を、ナビを頼りにひたすら進みました。
夜には渋滞を抜けられましたが、街中は停電で真っ暗。コンビニなど営業してるはずもなく、誰もいない道をひたすら走り続けました。その様子はまるで人類が滅亡し、世界に自分しかいないような光景だったのを今でも鮮明に覚えています。
それからは運転と仮眠を繰り返し、翌12日の昼過ぎになんとか自宅までたどり着く事ができました。
地震直後に給油ができたこと、カーナビを付けていたこと、食料と飲み物を持っていたこと。いくつもの幸運が重なりこの危機を乗り越えることができたのだと思います。
今年は震災から10年の節目の年です。当時は1人だった私も、今では家族を持っています。いざという時に家族を守る為、今一度備えの確認をしなくてはいけないと思っています。
最後に1つ。
車には携帯電話やスマホの充電器を備えておく事をお勧めします。移動中はもちろんですが、帰宅後に家が停電していても車で充電ができます。私は電気が復旧するまでの数日間これでなんとかしのぎました。参考にしていただけたら幸いです。
たれみみ
男性/40歳/千葉県/会社員
2021-03-10 23:23