案件
皆さんお疲れ様です。
2011年3月11日14時46分。
当時私はまだ20歳。
田舎の福島から上京して2年目の年でした。
下町の飲食店で働いていた私はその時間帯、
休憩中でした。奥から皿が落ちて割れる音が
聞こえてきてとても怖かったのを覚えています。
揺れが止まったあとも心臓の音がうるさくて、
テレビをつけたら信じられない光景があって、
その時に初めて事の重大さを知りました。
当時は私以外の家族は全員同居していたので、
家族の安否が心配になり何度も電話しましたが
繋がらず、『失っているかもしれない恐怖』に
襲われた時が何よりも一番怖かったです。
翌日には連絡が取れたので本当に安心しました。
あの日のことはいつまでも忘れられません。
そして当時お世話になっていたお店の社長が
偶然にも今私が働くお店の常連さんで、昨年
声をかけたら私を覚えてくださっていました。
今でも繋がっているご縁があることに感謝し、
忘れずにこれからも生きていこうと思います。
『忘れたいこと』『忘れたくないこと』よりも
私には『忘れられないこと』が多いようです。
よっぴい
女性/34歳/東京都/飲食店のホールスタッフ
2021-03-11 09:59