私の3.11案件
10年前のあの日の数日後、母からの連絡で消防士の弟が捜索隊として仙台市の沿岸に向かうことを知りました。
阪神淡路大震災の時、弟は留守番組だったので、今回は行くことになるだろうと薄々感じていました。
万一また大きな揺れがあったら…と心配になりましたが「気を付けようがないだろうけれど、無事の帰宅を祈っている」とのメールを送りました。
その日の夜に到着し、雪が降り積もる中で野営であること、自分が思った以上に寒いことだけ返信して来ました。
その後の捜索隊と交代し、無事に帰宅しましたが、弟はその時のことを10年経つ今でも一切口にしません。
サファイア
女性/57歳/神奈川県/自営・自由業
2021-03-11 11:13