案件
10年経ちました。
災害はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。
一度にたくさんの人が巻き込まれる自然災害。
日々起こる事故。
突然の病死。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「また明日ね」
それが最後の言葉にならない保証なんて
どこにも
だれにもないのです。
震災の前から
身に染みていること。
大事な家族や友達や
私と関わる全ての人の目に
最後に残る私の記憶が
笑顔であってほしいと思うから
そこだけは
いつも気をつけています。
今もまだ
帰らない人を「生きてる」と信じて待つ人がいます。
帰らない人の思い出を胸に
頑張って歩き出している人がいます。
全ての人に
心の平穏がおとずれますように。
切に祈ります。
ニョリマン
女性/57歳/東京都/会社員
2021-03-11 13:12