本日感じ案件 3.11
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
rin2(リンツー)です。
2011年3月11日の夜、疲れ果てた私に飴を食べさせてくれた錦糸町のTSUTAYAのお姉さんに、お礼を言いたいです。
当時、地方の大学から東京の会社に就職することになった私は、3/11に就職先の内定者研修のために、ちょうど東京へ来ていました。
まだ東京に家を借りていなかった私は、その夜、当時錦糸町に住んでいた友人の家に泊めてもらう約束をしていました。
夜まで会社で待機させてもらったあと、他に行く場所がないので、錦糸町まで歩いていくことにしました。
リクルートスーツとパンプスのまま、同じ都内とはいえ、何時間も歩き続けて、途中のお店にはもう1つも食べ物が残っていなくて、クタクタになりながらなんとか錦糸町駅の近くに辿り着いたとき、私は気づきました。
友人の家が錦糸町のどこにあるのか、具体的な場所を知らないこと。
そして、携帯が全然つながらず友人と全然連絡が取れないこと。
不安と疲れでボロボロになりながら、「もう怒られてもいいや…」と思い、偶然目に入った雑居ビルに入って廊下に座り込みました。
しばらく座っていると、目の前にあるTSUTAYAから店員さんが出てきて、「こんなものしかありませんが…」と言って飴を5粒くらい差し出してくれました。
その日ほとんど食べ物を口にしていなかった私には、その店員さんが神様に見えるくらい感激して、ちょっと泣きそうになりながらその飴を食べました。
金太郎飴みたいに、可愛い絵が描いてある飴でした。
あの時の飴の甘さは、一生忘れません。
あの時、飴を差し出してくれたTSUTAYAのお姉さん、本当にありがとうございました。
rin2
女性/36歳/東京都/会社員
2021-03-11 13:49