社員掲示板

3.11

今日のことと話は少し違いますが、わたしの実家は、2018年の北海道胆振東部地震で被災しました。
たまにGoogleアースで実家の前を通ってみるのですが、被災する前の実家が写っててやるせない気持ちになります。

地震当時、私は親にも言わず東京に出て一人暮らしをしており、いつも通り起床してテレビをつけたときに地元が地震で被災してることを知りました。
私はそこで初めて、一年くらい言葉も交わしてこなかった親に電話をかけました。こんな時に連絡をするなんて、自分は人に心配や迷惑をかけておいて何て薄情でひどい人間なんだと心底思いました。
でもとにかく、親と実家のことが心配で仕方なくて、何度も電話をかけました。当然、すぐには繋がらず。
折り返しの電話は仕事中にかかってきました。
お母さんでした。お母さんは電話の奥で笑っていました。「あなたこっちに居なくて良かったよ。ひどい揺れだったもの。」と。一年くらい連絡を絶ってたというのに、泣いてるの私に対して笑っていたお母さん。
電話を切ったあとにメールが入りました。「あなたともう会えないんじゃないかと思ってたので、地震のおかげで声も聞けると思ってなかったから本当に嬉しかったよ」と。書いてるだけで涙が滲んできます。

大事なときに大事な人くらいは守れるようにならなければいけないと強く思います。失ってからでは遅いのだと。たとえそうなったとしてしまっても、後悔だけはしたくないと。
3.11のことを思うと、自分の実家が被災したことも思い出します。

平穏な毎日がどれだけ素晴らしい世界なのかを思い知らされます。
みなさんの想いが、幸せの気付きを得て成仏できますように。

ぴちこ

女性/29歳/北海道/契約社員
2021-03-11 15:22

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