10年前のあの日
10年前のあの日、私は珍しく夫と外食していました。普段は家で1人なのに、あの日だけ夫が「(自宅の)近くまで来てるからよかったらランチしない?」と言って丸亀製麺に行ったのです。(仕事時間中に2人でランチするなんて、後にも先にもあの日だけです。) おうどんを食べ終わったまさにそのときに大きな揺れがきました。 お店の方が「外に避難してください!」と叫ばれ、私たちも駐車場で揺れがおさまるのを待っていました。
私は関西出身で阪神淡路大震災も経験しています。が、それ以上の揺れでした。 駐車場にいた小学生くらいの女の子が恐怖のせいか泣き始め、そのことで私は現在起きているのは大地震なんだと実感しました。
そのとき思ったのは、冷静にならなければということと、自分より弱い人たちを守らないと、ということでした。
幸い私は被災することなく、日常生活が少し変化する程度で、1人で大きな揺れと対峙することも避けられ、千葉に住んでいるわりには恵まれていた状況だったと思います。
ただ、皆さんもそうであるように、あの日の記憶は鮮明で、一生忘れることはないでしょう。
今も悲しみや苦しみの中にある方々に、気持ちは寄り添っていきたいと思います。
ごんのすけ
女性/54歳/千葉県/専業主婦
2021-03-11 16:44