Iさんから電話
叔父がリモート飲み会で自宅に戻り、一人で例の母の置き土産の雑誌の婦人画報をパラパラと、、、フリフリ中。
2000円札、以前のお札がまだまだパラパラと舞い落ちます。
婦人画報気品のある雑誌で、きれいな描写で御値段以上の雑誌です。
でも重い、、、そしてまだまだある!
そんな中で、滅多に鳴らない家の電話が鳴りました。
子機で応対したら、○○○○さんのお宅ですか?
と、、、男性の方が。
僕➡はい、息子ですがどちら様ですか?
I と申します。
以前親しくさせていただいておりました。
いらっしゃいますか?
僕➡母は、昨年の12月にコロナウイルス感染で亡くなりました。
一瞬言葉がなく、暫くしてから
お母様から連絡は自宅にしてと申されて。
どうされているのか、ご迷惑を承知で電話をいたしました。
僕➡あの、あの震災の時は岩手、宮城の方にいらっしゃったはずと聞いておりましたが、いまはどうされて
震災、津波で自宅と両親を喪いました。
娘たちとは震災後、暫くして無事を知りました。
いまも宮城におります。
と、、、暫くお話しをしてお見舞いの言葉もいただきました。
職場で知り合い。凄く気遣いのできる方で誰に対しても嫌な顔1つも見せずに淡々と振る舞って聡明な方でしたと、、、。
もう電話は致しませんと仰って切れました。
あれから10年、、、。
どんな思いで連絡されたのか?
ただ、母を忘れずにいてくれた方がいたことに
何故か嬉しい気持ちになりました。
人とのご縁は別れたその時の様子で忘れずにいられるのかなと勝手な解釈ですが、そう思いました。
ありがとうございました
Iさん、母もきっと嬉しく無事でいてくれたことに安堵していると思います。
マチャマチャ
男性/41歳/埼玉県/長距離ドライバー、2021年3月から闘病生活のため入院中。
2021-03-21 16:37