パラダイムシフト案件 〜ガラッと考えが変わりました!〜
本部長、秘書、お疲れ様です。
私がガラッと変わった考えは、人は助けてくれても会社は助けてくれないということです。2000年に介護福祉士として地元の病院に就職しました。ところが、2005年に持病である視力の低下が始まり、中途失明になる直前の時、勤めていた病院の幹部たちは、視力を無くした後に出来る仕事は無いと言い放ち、退職を促されました。私としては、中途失明になった場合、マッサージ師として勤めている先人がいたため、その後釜にしてもらえないかと頼んだこともありました。しかし、病院側は、マッサージの診療報酬は低いため、先人が定年退職した暁には、もうマッサージ事業はしないと話してきたのでした。それでも、私は正職員でしたので、何かしら仕事を見つけて雇用してくれると信じていました。ですが、仕事を見つけてくれることも無く、飼い殺しのまま私が中途失明するまでその病院は、何もしてくれませんでした。そして、失明した私は泣く泣く病院を退職し、生活のために指圧マッサージ師の国家資格を取るため、盲学校に入学しました。そして、3年掛けて資格を取り、指圧治療院を開業することが出来たのでした。私は、現在リピーターに恵まれ、指圧師として細々ですが生活をさせていただいてます。なので、人に助けられていますが、会社という組織は、障害者を受け入れられないところもあるのだなと、考えががらりと変わりましたね。たまたま私が勤めていたところが、人様の命を守る病院だったからこそ、障害者として中途失明した私を雇用して欲しかったのですが、その手を差し伸べてもらえなかった悔しさだけが残った出来事でした。
ふわふわクッキー
男性/52歳/東京都/自営・自由業
2021-04-07 08:42