思い出のお支払い案件
お疲れ様です!
お会計と聞くと少し切なくてクスッとしてしまう、子供の頃のある出来事を思い出します。
百円玉を握りしめ、弟たちと近所の駄菓子屋へ行きました。いざお会計となったとき、なんだか様子のおかしい弟。そう、百円玉をなくしていたのです。
必死に探しましたが結局百円玉は見つからず、気がつけば夕方になっていました。泣きじゃくる弟の手を引きながら家路につき、埃まみれの私たちはそのままお風呂に入りました。
べそをかいている弟の下着を脱がせると‥チャリン。百円玉が落ちました。
私たちがずっと探していた百円玉は、弟のお尻に挟まって身動きが取れなくなっていたのです。
安堵と思いがけないところから出てきた可笑しさに2人で大笑いしました。
「気づかなかったの?」「うん!」「座ったとき痛くなかった?」「ちょっと痛かった!」に、また大笑い。
次の日、綺麗に洗われた百円玉で弟は飴とガムを買ってくれました。弟に初めて奢ってもらった大切な思い出です(*´꒳`*)
鮨詰めのゾウ
女性/43歳/埼玉県/会社員・スカロケ妄想党員
2021-04-27 08:20