あのお会計は忘れない案件につきまして
本部長さん、秘書さん、スタッフさん、社員の皆さん、こんにちは。
お疲れ様です。
私が忘れられないお会計は、店員さんからの一言です。
娘がまだ妻のお腹の中で産まれる前です。
仕事中に立ち寄ったショッピングモールで玩具屋さんを見つけ、産まれてくる子に何か買おうかと入店。
話しかけてきた店員さんに、あと2ヶ月で産まれてくること、性別は分からないこと、乳児でも安全に遊べる玩具を探していること、など色々とお話させていただきました。
そんな私の話を聞いた店員さんが示した玩具は半分まで完成した木の玩具でした。
店員さんは「お父さんが、ナイフやサンドペーパーで、赤ちゃんが持ちやすいように角を削って完成です。お父さんは産まれてくるまで待つしか出来ないんですけど、待つ間に赤ちゃんの為に何かをして過ごすって素敵な時間ですよね。」と、玩具の説明をしてくれました。
産まれてくるまで何もすることないよなぁ、と思っていた私には衝撃的な玩具でした。
赤ちゃんが手に持って遊ぶだけの玩具にしては少々値がはりましたが迷わずに購入しました。
「お子さんが大きくなったらどんな思いで作ったかお話してあげて下さいね。」
お会計の時に言われたこの言葉は、ずっと先々もしっかりと子供と向き合ってね、というメッセージに聞こえて、暖かくて優しい言葉でした。
続・中性脂肪はハイスコア
男性/52歳/埼玉県/会社員
2021-04-27 12:37