忘れられない、思い出の支払い!案件です。
やしろ本部長、浜崎秘書、スタッフの皆様、リスナー社員の皆様、
今日もお疲れ様です。
本日の案件、思い出の支払い!ですが、浪人生時代のことです。
現役時代は滑り止めを受けなかったこともありどこの大学にも受からず、
一浪することになりました。
今思えば親にすごく負担をかけたのですが、個別指導塾での浪人生活。
ただ昼休み・お昼ご飯は一人なので、結構寂しかったです。
そんなこともあり週2、3回程、地元・下北沢の洋食屋さんでお昼ご飯を食べていました。
贅沢をさせてもらっていました。
そのお店はフォークやナイフではなくお箸で食べ、
スープではなくお味噌汁が出てくる、町の洋食屋さん。
庶民的なお値段ですが、看板メニューのハンバーグをはじめどのお料理も美味しく、
お店の方々の人柄も最高で、大好きなお店になりました。
しんどい浪人生活を支えてくれたお店です。
おかげさまで、希望の大学に合格することができました!
そして合格の報告がてら、お店に行った時のことです。
ハンバーグと白身魚フライの定食を注文。
一番好きなメニューに舌鼓を打っていると、突然マスターが
「マリューくん合格おめでとう!今日はお祝いだ!お代は要らないよ。」
と、目の前に置かれた伝票を取り上げ、ご馳走してくださいました。
嬉しくてちょっと涙が出ました。
大学に入ってからはなかなかお店に行けなかったのですが、
大学合格から1年後、マスターの年齢と体調を理由にお店は閉店しました。
最後、連日沢山のお客様で行列ができ、土地柄、有名なミュージシャンも店を訪れていました。
それからしばらく経った後、マスターの訃報が伝えられました。
奥様がわざわざお手紙をくださいました。
実は閉店後、お電話をくださったのですが出ることができず、
留守電に残してくださったメッセージが僕にとってマスターの最後のお声でした。
今は息子さんが経堂でその味を守りながら新しいお店を出されています。
“洋食バル ウルトラ”というお店です。
先日お弁当をテイクアウトさせていただいたのですが、
当時の思い出が蘇り、また少し泣きました。
注文したのはもちろんハンバーグと白身魚フライです。
マリュー42
男性/36歳/東京都/会社経営
2021-04-27 15:08