思い出の支払い案件

当時、アプリで出会って一度も会ったことのないまま付き合った彼氏と初めて会えることになったのが沖縄でした。「休暇を使って沖縄に行くんだけど、来ない？」というセリフに浮き足立ちその瞬間に飛行機のチケットを取っていました。沖縄に行っても支払いはほぼ私。それでもその旅行は楽しかったし幸せだったんです。
その次に会えることになったのが東京。「休暇取れたから東京行くんだけど会いたい」というセリフに浮き足立ちウキウキとデートプランを考えていました。デート初日「ごめん、インフルかも」体調を崩したとのことで会えなくなることにとてもがっかりしたと同時に宿泊先の住所を聞き、家を飛び出し電車に乗り、寄れそうなドラッグストア、コンビニに立ち寄り、大袋２つに膨れ上がったお見舞いの品を持ってホテルの部屋に行き看病していました。
結局、その彼には「なんか思ってたのと違った」と言われて振られてしまいました。
彼との交際数ヶ月の中で費やした飛行機代、沖縄での出費、お見舞い代、そしてデートでサプライズで行く予定だったスカイツリーのチケット代、全て記憶から抹消したい支払いでした。
自分とは違う世界の人との交際に憧れて、付き合えたとしても、自分が苦しいだけで何ににもならないと学びました。この時から、恋愛は身の丈にあった人と思えるようになりました。いいのか悪いのかよくわからないけど自分も成長できた思い出です。

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