暇つぶしにでも…
以前、プロ野球で同じ日に二つの日本記録が出た話を書いたのですが、似たような話が大リーグでもあったので、ちょっと書いてみます。暇つぶしにでもどうぞ(誰も読まなかったりして!?)。
30年前の今日、1991年5月1日の話です。まず一つ目は、オークランド・アスレチックス対ニューヨーク・ヤンキース戦にて、アスレチックスのリッキー・ヘンダーソン選手が三塁への盗塁を決め、通算盗塁939の大リーグ新記録を達成しました。
その後、2003年まで大リーグでプレーを続け(実働25年)、通算盗塁1406、シーズン盗塁130、通算得点2295、先頭打者本塁打81、などの大リーグ最多記録を残し、09年に殿堂入りを果たしました。また、アスレチックスの背番号「24」は永久欠番となっています。
そして、この日生まれたもう一つの記録は、テキサス・レンジャーズ対トロント・ブルージェイズ戦での、レンジャーズの先発投手、ノーラン・ライアン投手によるノーヒットノーランです。時にライアン投手、44歳(!!)、そして、実に7度目(!!!)の記録達成でした(共に、最年長記録であり、最多記録です)。
この後、93年に46歳で引退(実働27年)するまで、通算324勝を挙げ、通算5714奪三振(ちなみに、彼が通算5000個目の三振を奪った相手は、ヘンダーソン選手でした)、シーズン奪三振383の大リーグ記録を残しました。99年に殿堂入り、また現役時代に所属した4つのチームのうち、カリフォルニア・エンゼルスの「30」、ヒューストン・アストロズの「30」、レンジャーズの「34」と、3つのチームで背番号が永久欠番になっています。
ところで、彼が引退した93年シーズンの試合で、彼の死球を巡る乱闘騒ぎがあったのですが、マウンドに駆け寄ってきた相手打者の頭を抱え込み、逆に殴りつけるという激しいシーンは迫力がありました。シーズン後、彼の引退を報じた新聞記事でも、この時のことが書かれ、「史上最強の剛腕は、最後まで凄かった」的な一文で締めくくられていたのを何となく覚えています。
以上、二人とも凄まじい記録です。今後、記録に迫る選手は現れるでしょうか…?
ラヴポールT
男性/42歳/茨城県/会社員
2021-05-01 13:53