ペダル案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、おはようございます。
1番ペダルを漕いだのは、高校生3年生の青春真っ只中の事です。
部活も夏で終わり、これからお祭りだのと周りがカップルで騒いでいた頃の事です。
僕には、凄く好きな女の子がいました。
その頃、ガラケーを持っていましたが、想いを伝えるには直接会って告白したいと思い、自分の家から、女の子の家まで行く事にしました。
僕の家からその子の家まで、電車もないので自転車で片道1時間近く行くしか手段は無かったのです。
想いを胸にドキドキしながら、陽が沈む中、必死でペダルを漕いだ事は今でも忘れません。
やっとの思いで辿り着いた頃には、汗でビショビショ、息が上がり、ドキドキが交じり合い極度に緊張が襲ってきました。
そこへ、事前に行く事だけを伝えていたので玄関前で女の子は、待っていてくれました。
僕は、緊張のあまり顔を見る事も出来ず、そのまま想いを告げました。
(1年前から好きでした、僕と付き合って下さい)
すると、少し間が空いたのでダメかと思った瞬間、ハンカチをくれて(汗拭きなよ)と言いつつ、(私も前から好きだったよ。付き合って)と言ってくれました。
心の中では、ヨッシャー!!!ガッツポーズが止まりませんでした。
本当、あの道を必死で漕いで家まで行って良かったなぁ〜と思いました。
その帰り道は、行きの道のりより半分に思えるくらい短かった事を覚えています。
ちなみに、あの時必死で漕いで告白しに行った女の子は、僕の奥さんです。
これからも、ずっと好きでいます。
ロケットの火で焼き肉した
男性/40歳/千葉県/会社員
2021-05-05 08:07