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全力ペダル案件〜1番自転車を漕いだあの日〜

全力で自転車のペダルを漕いだあの日の事は今でも鮮明に記憶に残ってます。
17歳の高校最後の夏休み。友人3人と軽井沢に7日間のテニス合宿に行きました。
当時良くあった集中テニススクールです。
目的は、もちろん女の子で〜す。
前乗りで1日早く着いた初日に、明日から練習だからサイクリングしようという事になりレンタサイクルで緑が眩しい軽井沢巡りをしていたところ、下りの坂道に差し掛かりました。
坂の下には若い女の子がいっぱいいました。
ふと友人A君が、「おい、下まで競走しようぜ!負けた奴は罰ゲームで下にいる女の子をナンパするって事で」と言い出し「よ〜し、一番になって良いとこ見せてやる!」とスタンバイ。
「よ〜い、スタート」と17歳の男子4人が全力で自転車を漕ぎ出しました。
ゴールまで約100メートル、スタートして直ぐに自分が一番遅いと気づきさらに力を込めてペダルを漕ぎましたが差が中々縮まりません。
クソ!なんでだ!更にペダルに力を入れて漕ぐ!スピードはマックス状態、やっと追いつきもう少しとでゴールという10メート手前で自転車がバウンド!
「あっ!」と思ったら体が空中を飛んで景色が反転!そこで記憶が飛びました。
友人に両枠を抱えられ起きあがろうとしたら、目の前が緑一色になり星がキラキラ飛んでとても綺麗でした。幸い大きな怪我は無く、右肘が擦りむけて、買ったばかりの白のジーンズの膝はパックリと穴が空き、擦り切れて血だらけのひざっこぞうが何故か笑っている様に見えました。
どうやら自転車の前輪が小石に乗りバウンドしてひっくりがえった様です。
当然私がビリだったんですが、罰ゲームは免除になりました。
次の日のテニス合宿では、膝と肘に包帯を巻いた自分が1番目立ってた事は言うまでもありません。
でもその甲斐あってか、可愛い女の子と知り合う事が出来ました!コレが本当の怪我の功名ですかね。
後から気付いたのですが、当時私は50キロで痩せていたので私より10キロも重い友人達に下り坂では勝てるはずは無かったのでした。最初から仕込まれた罰ゲームだったのです。
それでも、今となっては若き日の痛い笑い話しです。

BlueDog

男性/66歳/東京都/自営・自由業
2021-05-05 18:22

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