案件!
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です!
私が忘れられないのは、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿に行った時の出来事です。
私はその時、初めてのヴェネツィア。
一緒に行った友人は2回目でした。
卒論のため郊外にある博物館に行きたい、でも、自分の都合で連れ回すのは、初ヴェネツィアの私に申し訳ない…ということで、その日だけ夕方まで別行動にしました。
そのため、ひとまず王道の観光スポットを回ることにした私。
サンマルコ大聖堂をみた後、隣にあるドゥカーレ宮殿へ行きました。
ルートが決まっていたので、矢印の通りに見て回っていたところ、刑務所ゾーンに突入。
今までは他の観光客が沢山いたのに、そこで急にひと気がなくなりました。
怖いなぁ…怖いなぁ…と思いつつ進んでいましたが、ずーっと独房…一向に出られる気配がありません。
独房エリアだからか光も入らず、外より少し寒いし、どんどん怖くなってきたその時。
ふと、外国人のおばさまが1人現れました。
「なかなか出られないんですが…出口わかります?」と英語で聞いてきたので、「私も出られなくて不安だったんですよ〜、でも矢印あるからきっとそのうち出れますかねぇ」
なんて会話をした後、その方は姿を消しました。
その後しばらくすると、急に刑務所エリアの出口が。
今でも、あの方が救世主だったのではないか?あの方に出会わなければ、出られなかったのではないか?
と密かに思っています。。
その後も何度かヴェネツィアには行きましたが、この時のことは忘れられません。
わさB
女性/33歳/神奈川県/アルバイト
2021-06-14 14:34