本日の案件・遺跡発掘
本部長、秘書、リスナー社員の皆さん、お疲れ様です。
僕は一人旅行で、江戸時代のお皿の破片を大量に発掘して、地元の博物館に寄贈した事があります。
それは一昨年のGWの事で、
北海道の知床半島と根室半島の間に毛が生えたような半島「野付半島」に行った際の話です。
枯れた木が立ち並ぶ「トドロワ」の風景が、インターネットでは「この世の果みたい」と書き込まれている事に興味を持って行ってみました。
行ってみると、本当に枯れた木が海に突き刺さってるような風景で、「凄い」の一言。
その夜にホテルの女将さんから、「あそこには江戸時代にロシアと交易をする為の村、キラクがあったよ」と教えてもらったのですが、インターネットを見てもほとんど記述がありません。
そこで僕は、片道3時間かけて、キラクがあったと思われる場所まで歩いてみました。
そこには朽ち果てたお墓が数個あるのみの平原。
浜辺に降りて見ると、皿の破片が点々と散らばって落ちていました。
それを拾って、地元の博物館に持って行って館長さんに渡すと、
「おお!これは江戸時代の皿の破片だよ!あそこはもう何年も人は行って無いんじゃないかな?行くのは君とエゾシカぐらいだよ」と、笑っていました。
観光地化されていない場所には、まだ遺跡が人の目に晒されずに残っていると知った旅でした。
ふみちょー
男性/30歳/北海道/カメラマン
2021-06-14 17:45